ベリーサプライズした!
昨日の朝、庭を歩いていると「カメ」が居た。
芝生の上に・・・だ。
「カメ?」
一瞬、その状況が判断できず、理解できるのに数十秒かかった。
自宅の庭の芝生の上に「カメ」が居ることを想像できる人がいるだろうか?
フロリダなら時々庭にワニがいることを予想することができるが・・・
また、広大な庭の持ち主なら、物陰にカップルが居ることも想像し得る。
使用料を取りたいと思うことだろう。3千円くらいは妥当な線だろう。
通常「カメ」は水辺に居るものだという概念があった。
(ミドリガメ)
その概念を打ち破るごとく「カメ」は平然と居た。・・「ミドリガメ」「赤耳ガメ」とも言われる。
まるでカフカの小説のように、セールスマンが朝起きたら虫になっていたように。
世の中はまるで予想出来ないことが起きる事を予想出来ると、生まれて初めて思った。
早速、隣に住む孫を呼びに行った。「カメ」がいるぞ!見に来い!
孫はバタバタと大きな足音を立てながら、玄関から出て来た。
孫はクロックス(本物)を買ってもらい、自分で履けると威張っている。
対する私は偽クロックスを履いているので、自分で履けると威張ることはしない。
(クロックス 本物)
偽クロックスは見た目では判らないが、履き心地が固い。
でも丈夫で壊れないので新しく買い替えることができない。今度は本物のクロックスが買いたいのに。
さて、そんなことよりも甲羅の長さが20cmくらいの「ミドリがめ」は、首も手足も引っ込めて居た。
孫は「カメ」を見ても驚きも喜びもしなかった。
あんまり役に立たない「カメ」だった。「でんでんむし」の方が喜ぶ。
なので「カメ」はそのままに孫と一緒に散歩に行った。
しばらくして帰ってみると「カメ」がいない。
探したら、思いのほか移動能力があるようで、10mくらい離れた家と家の間に居た。
どこかに向かって行こうとしているが、そっちの方に行っても水辺がないので、捕まえて
田んぼに放してやった。
捕まえた際に、右後ろ脚の辺りから水がジャーっと落ちたので孫が「おしっこした」と
喜んだくらいが「カメ」の晴れ姿だった。スター性が全くない笑われるだけのしょうもないやっちゃ。
その後も孫は母親に「カメがおしっこした」くらいしか報告をしなかった。
田んぼの水の中に入ると「カメ」は水を得た「カメ」のように、スイスイとどこかを目指して泳いでいった。
良く動くやっちゃな。両生類だから、気温が高くなると運動能力が上がるんだろう。
ついでに田んぼの水の中をじっと覗いてみた。
豊年エビと小さなオタマジャクシが一杯いた。あと、ミジンコとか・・
(豊年エビ)
(おたまじゃくし)
しかし、「ミドリがめ」はあんまり繁殖してほしくない。
もし「ザリガニ」が庭の芝生の上にいたら、孫はそっちの方が喜ぶだろう。
朝、起きたら芝生の上に「ザリガニ」が居た。真っ赤な鎧と大きなハサミを振り立てて堂々と居た。
ということが起きる日を心待ちに、この先も生きて行こうと思うのであります。どうでもいいですが・・・
あっ!そうだ! クロックスを2つ所有しても世間様からお咎めはされないと思う。
靴だって何足も持っているので、クロックスを2足以上持っても許されるのだ。
よそ行きのクロックスを買おうと思うのだ。妻が許せば・・・・
- 2017.05.29 Monday
- 世相
- 17:00
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- by 杉山